音楽への向き合い方が変わる中学生たち
学齢前はそれなりに言う事聞いてくれて、練習もしてくれたのに・・・
小3くらいになると、お口が生意気になり、行動もなかなか言う事聞かなくなります・・
それまでに練習のクセがついちゃえばいいんだけどね・・・
(なので、生活の中にお家練習の時間を明確に組み込むことは本当に大切なのです)
そんな「練習しないならやめさせるよっ!」の怒号が飛び交う小学校時代をすぎて中学生になると、ガラリと・・・本当にガラリとピアノ・エレクトーンとの向き合い方が変化します。
ご自身が中学生まで習ったことがないお母様が面談で「どんな感じになるのか?皆目見当がつきません。あまり練習しないでここまできましたが、この先もそうなんでしょうか?」と不安を口にしていらっしゃいました。
その面談から4年・・・その子たちは今、高1と中2。
ちゃんと来ています。そして自分の意思で練習をしています。
問題点も自分で探せるようになっていて、1週間で演奏が変わってくることも多くなりました。
このお母さんだけでなく、今在籍している子だけでなく、卒業していった子たちのお母さんたちも口を揃えて言います。
ピアノ・エレクトーンがこんな風に息抜きになるとは思っていませんでしたと。
生徒ちゃんたちも言います。
勉強しないと〜って時にとりあえず弾くんだよね。でもあー勉強しないとなーって30分くらいで切り上げて勉強する。飽きたらまた弾くんだ。と。
中学生になるとね、部活や塾で本当におうちにいて起きている時間はトータル何時間?くらい忙しくなります。
なのでね、夜に取っていた「練習時間」にはできないんですよ・・・物理的にも。
本当に練習できる時間は少ない。
でも、その少ない時間をどう使うか?が中学生の課題です。
とは言ってもね、まだまだ気持ちが子供だったりするわけで。笑
自制を効かせるとか・・ね?できる時とできない時がありますよ、うん。それでいい。
グリフェス曲だって仕上がりがギリギリだったりしたもの。
それでもみんな立派に弾き抜きました。
中学生ってそういう力が付く3年間だと思います。
現中学生たちは吹奏楽部、バレー部、卓球部とどの子もラクチンな部活に入っている子はいません。
前はオール吹奏楽部だったことも・・・
もうね、日々の部活で私も「弾いておいで」と言えないくらい疲れ果てていました。
それでも「この曲、弾く」となったら頑張れるんですよ。
私の好きな音楽との付き合い方ですね。
口にしたくてもできないことも多くなります。
親とのケンカ?も増えます。
それを弾くことによって浄化している感じですね〜。
本人たちは気分転換なのでしょう。
生きていればいろんなことあります。
人と接していたら、いいこともイヤなこともあります。
全部自分の気持ち通りになんていきません。
その葛藤は誰でも経験するし、大人でも常にありますよね。
そこに音楽があるか?ないか?では辛さが変わるんです。
うちでは大人の生徒さんはあまり募集をかけていないこともあり少ないですが、他のお教室の大人の生徒さんたちのおさらい会に行って、息抜きの場である音楽が体現されていてとても素敵でした。
音楽は弾くだけじゃないです。
いろんなたくさんのものをプレゼントしてくれるものなんです。
だからね、ここまで来て欲しいっていつも思うんですよ。
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