楽器の所有率
現在、うちのお教室は大人の方も合わせて25ファミリー所属しています。
でね、ずっと前から気になっていたんだけど、めんどくさいのでほおっておいた「楽器の所有率」数えてみました!
(なにせ、数字がダメなもんでね・・・・)
ジャジャーン!
生ピアノ 9
エレクトーン 2
電子ピアノ 11
迷い組 3
です。
迷い組は電子ピアノか?生ピアノか?はたまたエレクトーンか?と迷っているチビッコたちですので、よーく考えて決めてくださいなってお話ししてあります。
そんなに人数が多くないお教室の割りには、生ピアノの所有率はなかなかいい感じだと思っています。
まあね、ピアノの所有率うんぬんの前に「弾かないと弾けない」って問題もあるんですけどね〜。笑
私はエレクトーン出身のピアノも教えている先生です。
なので、電子楽器から生のピアノへ移行した辛さは人一倍身に染みているので、環境とお財布が許すならなるべく「生ピアノ」をご用意してくださいと保護者さんにはお願いしています。
しつこくはお願いしませんよ?
用意したくたって、環境が許さないっておうちもありますから。
レッスンでね、その子の腕の使い方、体の使い方を見ていると「この子は生ピアノあったほうが伸びる!」って感じさせる子にはお伝えしています。
あと、うちのピアノを弾いていて音が変わった時。
この時も購入を打診します。
レベルで・・ではなく、レッスンでの感触でお願いしているんです。
もちろんね、レベルで電子ピアノで表現するのにはちょっと限界ってラインはあります。
が、そんなこと言ってもね、環境はおいそれと変えられないし・・・
そりゃあね、当初から生ピアノをご用意していただくのが理想。
手の形も、打鍵も、本人の「ピアノやる」って気持ちも上がりますからね。
ただね、電子ピアノの良いところは「飽きたら音変えて、気分転換しながら弾ける」ってことです。
そこはね〜いいね。やっぱり。笑
うちのレッスンはピアノで弾けたものをエレクトーンで弾いたりもします。
その時の子供達のワクワクと嬉しそうな顔は、ほんと音楽を楽しんでます!って感じでいい。
(私的には子供達大好きなエレクトーンの入会者が増えないのが不思議。モデルチェンジも10年という間隔が開いたのにね〜)
続くかわかんないし、あんな大きなものおけないから電子ピアノでいいじゃんというお言葉、よく耳にします。
両方置いてあるお店に行ってポーンと1音、自ら出して見てください。
まずは電子ピアノ。
優しくポーン。
強くポーン。
その感触を持ったまま、今度は生ピアノ。
優しくポーン。
強くポーン。
音を聞くのではなく、感触をしっかりつかんでください。
違うと感じられたら、もうそれでオッケーです。
電子ピアノと生ピアノは「ピアノ」と名前がついているけれど、電子楽器出身の私から見れば違う楽器です。
おうちで電子ピアノで練習し、レッスンでは生ピアノで表現を要求されて四苦八苦しているのは誰でもない、子供達なんです。
子供はね、せんせーんちのピアノと違うくらいにしか思っていませんし、感じていないかもしれません。
でもね、無意識化で2通りの弾き方をしているんです。
そりゃあ、打鍵の仕方がちゃんと固まりませんわなあ。笑
上手になれというなら、それなりの楽器を用意する。
我々、大人にできることです。
私がなぜ調律にこだわるのか?音色や打鍵の感触にあれこれというのか?
ピアノは打鍵して初めて音が出る楽器で、その「ポン」と鳴らした音たちが連なって曲になるからです。
どうせなら、美しい音を出し、美しく弾きたいし、生徒ちゃんにも弾いて欲しいって思っています。
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