間違いをどうやって伝えるか?
先生とのつながりが薄い子ほど「ここ違ったね」って言えません。
感受性の高い子ほど「ここがちょっと間違っちゃったね〜」って言えません。
親や先生に叱られる経験があまり無い子も同じ。
それはね「先生が否定した」と受け取るから。
じゃ、どうやってアプローチするのか?
日々試行錯誤ですよ。ええ。(年齢的に)大ベテランと言われる私だってそうです。
その子によっても違いますし、その日のご機嫌にもよって違う。
生徒ちゃんに媚を売っているわけでは無いんです。
「ここが違う。お家で弾いてきたのとは違った」
その事実だけを受け入れてもらわないと、先に進めないからね。
Yes!and Bad...の手法も使いますが、この頃は演奏終わってドヤ顔している子供に聞きます
「ねえねえ、弾きにくいところなかった?」
と。
ドヤ顔してる割には「あ〜。ここかなあ。ここがねえ」と話し始めてくれたら儲けもん!笑
うんうん。そうだね。ここは難しいよね。あれ?でもするっと弾けていたよ?
でもさあ、ここは?ここはできた?(と、間違い箇所に誘導)
(これyes&bad)
できてる!という本人の申告だったら、もう1回弾いてもらい、よーく楽譜を見てもらいます。
すると〜、自分で間違えはっけーん!
そうなると「自分で見つけた」ので直そうという気持ちも大きいし、いい感じでそれを直すのに取り組めます。
いいんですよ。「ここ違います」と言っても。
ただ、拒否反応が出るとね、心がシャッター降ろしちゃうので、言われたからやり直したになっちゃう。
なので、次も同じミスをする。
もったいないじゃないですか〜。
何よりも「私と生徒ちゃんとの信頼感」
これに勝るものはないです。
でも、これはちょっとやそっとじゃできない。
ちびっこのころはママ絶対主義だしね。子供達。笑
だってママが一番だからね!!!
それって当たり前だから。
他人である「先生」との信頼関係はゆっくりゆっくりと作っていきます。
そうだな〜、ひとつひとつ認め合う感じかな?
先生がこう言っている・・・
本当にそうなのかな?
ちょっとやってみようっかな・・・
あ。できた!
この人の言うこと聞くと弾けるんだ!
ってな感じに・・・笑
この小さなステップの繰り返しですね。
そんな簡単に子供達に認めてもらえる方法はないです。
だからこそ、真剣に向き合っているんです。
こちらが真剣だから、子供達もちょっとは真剣になってくれる・・・のかな?
正解はない世界です。
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