もっと早くやればよかったんだね!
弾き合い会終了後のレッスンが始まっています。
もう本当にグリフェス(グリーンライトミュージックフェスティバル・発表会)までカウントダウンに入りました。
「弾き合い会、どうだった?」
「自分に何点つける?」
などなど、心をフォローしつつ練習やレッスンへのアドバイスをしています。
その中で「後1ヶ月しかない!!!」と言葉を発した生徒ちゃん。
なんであと1ヶ月しかない!!!って思うの?それはやばいの?と聞いたら「やばい!」と。笑
なんでやばいんだろう?と聞いたら「間に合わないかも!」と。
ふふふ。間に合うけどね〜あなたのこのスピードだとと笑いながら話し、でも気持ちを緩めたり、練習サボったりしちゃうと間に合わないよね〜なんて話していました。
「今、さぼらないよ!」と生徒ちゃん。
そうだね、今、サボる子はほとんどいないね〜。
でもさ、この曲の練習っていつからしていたっけ?と聞くと記憶が危ない・・・
夏休み前にソロ曲は渡していますが、やっぱり覚えていないかー。笑
(なんとなく覚えているって感じかな?夏休みに練習したことは覚えている子が多いですね)
そんな前からやってたんだーと驚いて「もっと早くやればよかったんだね!」とタイトルの言葉が出てきました。
そうなんだよね〜。
大人にとってはびっくり仰天の言葉ですが、意外とこういう子供は多いです。
逆に時間の概念がある子供の方が珍しい。
自分で勝手にものすごく早めに弾けちゃう子以外はどうしてもこの部分は大人のサポートが必要。
(私は↑このタイプだったので、うちの親はどれが発表会の曲なのかわからないことも多かったようです。ノータッチでしたしね。)
この日までにここまでやる。
学校で繰り返し繰り返しイヤというほどやる「提出物」「宿題」
これって大人になった時に「期日を守る」練習をしているんですよね。
そして、グリフェスのように期限が長いものは小さな「この日までにここまでやる」を繰り返して完成にたどり着く。
この小さな階段を徐々に上がるのがイマイチ苦手な子供たち。
ロングスパンでものを見るのは大変難しい作業です。
「練習しなさい」ではなく「どこまでできた?」「間に合う?」など言葉を工夫するだけでも子供と大人の時間差が埋まりますよ。
まあ、私は2〜3週間は同じ状態でも待ちますけど、その後は容赦なく叱りますよ。
サボっているのを一番わかっているのは本人ですから。
私に叱られて、次に結果が出せないなら「続ける必要があるのか?」という大変シビアな話になります。
お母さんと講師である私とでは立場が違いますので、言うことも重みも変わります。
なのでね、そんな怖い状況になる前に「時間の概念」を少しずつ植えつけていきましょう。
そしてね、小さな失敗をさせて本人に自覚させること、これもとても大切です。
親に言われるより、私に言われるより、絶対的な効果があります。
でっかい失敗を繰り返してきた私が言うので間違いないです。苦笑
宿題も提出物も覚えているもの「だけ」やった小学校時代。
毎日、忘れ物、宿題を忘れて学校に行っていました。
気にならないんですよ。本人。悪気もないし「忘れちゃったんだもん」でおしまい。
親は烈火のごとく怒りますが、いつもなので慣れちゃっているから「ごめんなさい」って言ってその場でやればいい。
提出物の大切さなんてカケラも理解していませんでした。
これで成績が悪かったら、学校の先生も親も本気でどうしてくれようかと取り組んだのでしょうが、なまじ良かったもんですから半放置気味。
だから、高校、音楽の学校、このお仕事をするようになってからものすごく苦労しました。
忘れないための努力、いっぱいしました。
今でも忘れっぽいのは健在です。(年のせいにしてますが、もともと持ったもんです)
朝起きると、紙に今日やること、1週間内にやること、1ヶ月内にやることを書き出します。
毎日増えますからね。この時期は特に。落としたらえらいことになりますし。
できたら塗りつぶしていく。
1枚の紙に書くのは最高でも10個くらいまで。
全部塗りつぶしたら、グチャって丸めて捨てたいから。笑
脳に用事を溜め込んだら、音楽や犬に集中できなくなりますので、できるだけ脳を動かせるようにこの方法取っています。
もちろん、これには向き不向きありますが「メモを取って見えるところに貼る」はまあまあ効果的ですよ。
脳みそのキャパなんて、みんなそんなに大きくありません。
だからね、パソコンやスマホやメモも助けを借りる。
(レッスンの1時間前にはアラームなりますから。あはは)
子供にすぐに応用できるものではありませんが、時間をコントロールする術はゆっくりでいいから身につけてもらいたいですね。
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