ミスなく弾けることがいいんじゃない
朝から選曲作業してま〜っす。
さすがに朝6時からピアノ弾けないので、もっぱらYouTubeで曲の発掘に勤めております。
でね、今朝はギロックから始まり、ブルクミュラー、ショパン、リストときているんですが。
(え?誰がリスト弾けるんだ?そんな子いませんよっ。)
私の大好きなフジ子・ヘミングさんの演奏を聴いてね。
やっぱりここを目標にしたいよねと思うわけです。
日曜日ですし、ゆっくりとリストの愛の夢を聴いてみてはいかがでしょう〜。
フジ子さん。ミスタッチが多いので有名です。
そういう批評を見るたびに思います。
「あなたこれ弾いたことある?」と。笑
ミスタッチを探すために演奏を聴いているのかしら?
ミスタッチ探すためにお金払って演奏会に来ているのかしら?
確かにない方がいいのかもしれません。
でもさ、演奏している人は知っているよね?
ミスタッチをしないようにすればするほど、演奏が小さく小さくなってしまうこと。
小手先だけで「そつなくうまくまとめよう」としてしまうこと。
ふじ子さんの曲全体の雰囲気。
1つ1つの音への気配り。
絶品です。
これ、真似できませんし、今後、この人のような演奏家が生まれてくることもないんじゃないかと思わせるほどの域の方。
すごく演奏レベルとして高いところにいらっしゃる方ですが、この演奏の呼吸感とか、質感をマネっこしてみるのはいいと思いますよ。
マネできませんが、してみるのはいいことです。
フジ子さんの演奏はご自分でアップされていないので、ブログに引っ張ってくるのを躊躇しましたが、紹介したくてね・・・
弾ければいいんじゃないです。
曲は命を吹き込んで本物になります。
命を吹き込む作業は人しかできません。
ノーミスを求めるなら、打ち込みで演奏させればいいこと。
人が演奏する必要はありません。
たった1音のドでも、自分と先生の音が違うって一番知っているのは子供達です。
その「違う」って感じる感性を伸ばしたいですね。
0コメント