ブルグミュラー「せきれい」って何?
少しピアノを弾くことが安定してくる頃、やってくるのがブルグミュラー。
ザ・曲になっていて、1曲ごとにその曲の表現が必要となってくるものだと私は考えています。
ブルグミュラーの中の「せきれい」という曲。
そもそも「せきれい」ってなによ?
私がこの曲をやった時は「セキレイ」なんて微塵も考えないで弾きましたね。
私のことだから、多分違う物語を作ってそれを頭の中で妄想しながら弾いていたはず。笑
さてと、せきれい。
鳥ですよね?
どんな鳥?大きいの?小さいの?声は?
ってことでレッスンではお教室用のiPadで調べます。
声だって聞いちゃいます。
今の世の中って本当に便利〜〜〜!
それを踏まえて「んじゃさ、楽譜のココの部分はセキレイが何をしているんだろうね?」など、生徒ちゃんの想像力を刺激していきます。
これ、何もブルグミュラーに入ってからやるのではなく、ちびっこレッスンの頃から「この曲のタイトルは○○じゃない?だったらどんな感じの曲なんだろうね?どこの国の曲かな?」などなど、自分のその曲に対して感じることを育てていきます。
これは得意な子もいます。
ふふふ。そうじゃない子だっていますよ。
それでもね、私の前でいろんなことを言っても否定されないとわかれば、子供達の想像力はぐんぐん育っていきます。
私の導き出したい答えと少々違うこともありますよ。
そりゃ、他人の脳みそが考え付くことですもん。
私の解釈が絶対だなんてどうして言えます?笑
「今」「この子」はそう感じたのですから。
明日には違う感覚を持つかもしれません。
半年後はまったく違うのが子供達。
考えること
想像すること
それを言葉で表現すること
そして弾いて表現すること
この作業の中に教科書通りのことなんていらないんです。
正しいことではなく、自分の感じたことを表現出来ることが最初の1歩。
セキレイを見せるのは小さな小さなヒントをあげているだけです。
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