努力の証
オルガンピアノ3からブルグミュラーに移行する小2のピアノ女子。
オルガンピアノ3は何せ「音符が大きい!」しかもかなり「見た感じスカスカ」
ブルグミュラーに入ると、やはり音符が小さくなり(音数が増える)見た目に負ける子も多い。
なので、数曲バイエルの最後の方の曲を挟みました。
(全員これをやるわけではないです。その子によってかなり違います)
曲を渡した日、もうね可哀想なほど凹んだ小2ピアノ女子・・・
そらあ、そうよね。
明らかに大変そうだし(大変だし)できない・・・って気持ちが先に立ちます。
(もちろん、お母さんへの根回しも抜かりなく。気持ちを前に向かせるにはここはお母さんのご協力もとても大切です)
で、次の週。
片手づつ取れていればいいかな〜と思ったら・・・
両手で弾いてきましたYO!先生、びっくりですYO!
ついでに「全部一人でやった。おかーさんは手伝ってくれなかった」と。
努力の証です。
鉛筆の書き込みは全部生徒ちゃん。(私の書き込む隙はなかった・・・)
なんと夜の7時半くらいまでピアノ前で「う〜ん」とうなっていたそう。
ごめん!大変だったよね。でも、頑張ったね!!!
(私が謝ることじゃないんだけど、なんか謝りたくなっちゃう)
お母さんは用事をしながら聞いていただけですが、或る日突然、片手が両手になって「あ、あれ?弾けてる?」となったそうです。
もちろん、リズムが違ったりしていましたが、音を1つも読み間違えていないこと。指番号がこれも1つも間違えてないこと。素晴らしいです。
この生徒ちゃんは「Mちゃんテンポ」と私が言うくらいパーソナルテンポががっちりしています。
(ミディアムテンポで固定しているんです。なので、速く弾くのも遅く弾くのも大変ですけどね)
それが演奏だと良くも悪くもなるんですが、こういう地道に音をとって楽譜に向かい、考えながら弾くことにはとても良い効果を出します。
この生徒ちゃんは姉妹で通ってきてくださってます。
お姉ちゃんも妹もパーソナルテンポがとても似てる。
演奏自体は似てないんだけどね。
兄妹だからと言って必ずしも似ているわけではないですよ。
そしてね、努力の人です。ふたりとも。
とにかく力をコツコツと作ります。
お姉ちゃんなんか、好きな曲と嫌いな曲で如実に音が変わるくらい音楽に関しては正直ですが、嫌いな曲でも、それでも努力を積みます。
それでも努力を積むっていうことが、やはりこういう時に発揮されるんだと感心しました。
努力の証の楽譜。
見た瞬間、泣けそうでしたよ。
頑張ったねーーー!!!
新規生徒さん募集中!です。
下記のブログに詳しい情報を載せてます。
0コメント