心の葛藤を乗り越えて
ピアノやエレクトーンやっていれば、誰だって「できない」「やりたくない」「めんどくさい」日はあるわけで・・
どうしてそうなっているのかなんて子供は説明ができない
だいたいが自分の気持ちの中のお話じゃなくて、外部(学校だったり、家庭だったり、お友達関係だったり)からのものが多いから・・・
ものすごい元気な小2女子。
ものすごいをつけたのは、体のエネルギーもそうだけれど、感情のエネルギーも有り余っているんです。
いいですよ〜。勢いがあって。ぼーっとしているとこっちが押し流されちゃいそうです。
なので、良いことも悪いことも振り幅が広〜く、それをどうしていいかわかんなかった時代をようやく通り過ぎました。
オルガン・ピアノ3からバグパイプ。
せっかちなのでどの曲弾いても速いんですけどね。
曲の速度はその子の生きるテンポみたいなもんですね〜。
叩き込むように、ピアノに当たるように弾いていたのは誰だっけ?
お教室来ても「やだー!」「やんなーい!」「弾きたくなーい!」と騒いでいたのは誰だっけ?笑
こ〜んなにいい音出せるように、そして大切に音を出すようになれたね。
この子が特別ってわけじゃないですよ。
あんなに小さいのに子供を取り巻く環境は大人の社会と大差ない。
むしろ遠慮がない分、悪意が明確ではない分、もっとシビアかもしれませんね。
私たちが「こうやりなさい」指導だったら、この子もめげちゃっていたかもね〜と、今、楽しそうにピアノを弾いているのを見てて思います。
自由にする分、お口も好き放題だし、お母さんたちが欲しいお行儀とかはダメダメだったりしますが、心の開放ははやいです。
鍵盤は押せば音が出ます。
けれど、美しい音やピアノ本来が持っている音、自分の出したい音を出すのには、本当にいろんなことを学ばねばなりません。
心がね、気持ちが開かれていないと私たちがどれだけ伝えようとしても、上っ面になってしまいます。
音楽と向き合うこと。
人と向き合うこと。
大切なことなんだとこの子を通して、また再確認させられました。
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