せっかちさんは得しない?
川口市にあるピアノ・エレクトーンを主体としたグリーンライト音楽教室主宰の清水南妃です。
さて、今日は「せっかち」という視点でお話ししましょうか〜。
子どもは基本「せっかち」です。笑
ま、ゆる〜っとしたマイワールドを持っている子が1/4くらいでしょうかね、お教室での比率は。
そのせっかちもその子その子のパーソナルテンポなので否定はしませんよ。
でもね。
ガツガツ前に進むだけがお勉強やレッスンやお家練習じゃないですよね。
本当に楽譜読めている?
実は指番号で見てない?
ここの音わかんな〜い!に「それはソだよ」って教えていたら、その音読めるようにならないんですよ。
やっているでしょ?お母さん。うふふ。
ここわかんな〜い!は「本当にわかんな〜い」のと「ちょっと考えたけどめんどくさ〜い」と「聞いちゃった方が早いわ〜」と「いっぱいわかんないからもっとわかんなくなった」と・・・
まあ色々な理由があって「わかんな〜い」というわけで。笑
享受する(受け取るだけ)の授業が多いしね、学校でも幼稚園でも保育園でもお家でも「早くする」がキーワードになっています。
なのでね、曲も「早く弾ける」が子供達の中で一番エライんです。
本当にそうかな?
音がミスっても気が付かず、ついでに楽譜の中のわかんない音はお母さんに聞いていて、それで丸もらうって本当にその曲弾けたのかな?
私のレッスンで幼少期「早く進む子ほど理解してない」ということが多いです。
まあ、幼少期にピアノ弾かせちゃう弊害ですよね〜。
そういう子ほど、お母さんしっかりされていらっしゃいます。
覚えておいてください。
これはうちの生徒ちゃんに限った話ではなく、どこのお教室でもあるある話。
テキストは1曲1曲に「ここで覚えること」「ここで取得するもの」「この先でもう1回似たパターンで出てくるもの」などなど、短い課題の中にも本当にたくさんのものが入っています。
そして子供達が引っかかるところも、まあほぼ同じ。
できればね、ちゃんと引っかかって欲しいんです。
つまずいて欲しいんですよ〜
するっと弾けたところはあとで同じようなものが出てきても、子供達の記憶にはありません。
引っかかったところはちゃんと覚えています。
教えちゃダメなのではなく、そこまで理解してお家で指示して欲しいな〜って思うんですよ。
うちのお教室の場合ですが・・・
「これはソだよ」と幼少期、教えちゃっていた子たちはオルガンピアノ2になるとがくんと譜読みスピードが落ちます。
わかんな〜い!と言いながらでも自力で読んでいた子はスピード落ちません。
あ〜まあそうだよね〜と思いますが、私はご家庭でお子さんのピアノ・エレクトーンに保護者さんや周りの方が絡むのをダメとはしていませんので、ここが正念場だねとお子さんにも保護者さんにも伝えます。
子どもはね、1つ音が読めないと全部が読めなくなります。
だからね、せっかちにしちゃダメなんです。
(ここはダメって言いますよ)
わからなかったらね、前に丸もらったところに戻って同じ音を探してもいいじゃないですか?
「同じ音を探し出せ!」っていうとテンション上がって食いついてきます。
丸をもらうことより、自分でできること。
こっちを覚えてもらった方が、先々スムーズだし、何よりお子さん保護者さん双方ラクです。
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