視覚・聴覚(子供)
考えたことありますか?
自分の目の前に広がって見えるもの、聞こえている音。
これは隣にいる人にも同じように見えているんだろうか?と・・・
本当に本当に同じものを見ているのか?と・・・
こういうことを意識して、お子様を見ている方が少ないかなと思います。
いやいや。未発達の部分を探せって話ではなく。
自分が当たり前として見ている(聞いている)ものが、他の人にも当たり前でしょうか?ってお話です。
未就学のお子さんの保護者さんにはよくお話しますが・・・
この子たちが見ているモノ、聞いているモノ、脳みそで処理するものは大人のソレとは違います。
んじゃ、子供達の脳みそ見たのか?と問い詰められると「見てない」ですけどね。笑
同じだと思うから、双方の行き違いが多くなるんじゃないのかなあ?
落ち着きない、集中力ないんですって言葉になるんだろうな〜と思っています。
しゃがんで子供が見ている先を見ると、私たちが見た事ないものがたくさん見えます。
例えばね、エレクトーンに子供が座ってぽちぽちとスイッチばかり押します。
ああ。スイッチが好きなんだね〜じゃなく、その目線になると・・・
目の前にドドンと見えるは番号の書いてあるスイッチなんです。
(まあ、子供はスイッチ好きですけどね〜)
鍵盤なんて見えないんですよ〜。笑
音も同じ。
特に耳は出来上がるのが遅い器官と言われていますので、私たちが聞いている「音」と子供達が聞いている「音」はかなり違うと思います。
ちなみに、普通の大人と私たち音楽家が聞いている音もかなり違うのは、普通の大人(ダンナさん)と暮らして知りました。
それまではみんな私と同じ音を聞いていると思っていましたよ、私も。大人だしね。笑
音楽に染まっていない年齢ほど「音の好み」がはっきり出ますし、お家で何を聞いているのか?が結構出ますね。
小学校上がると、比較的好みも画一的になります。
生まれた時から私のエレクトーンを聞いて育った妹は、1〜6年までダラダラモードでエレクトーンやっていましたが、絶対音感持ちです。
ちなみに私は絶対と相対と半々。体調悪いと音が揺れちゃいます。そんなもんです。
だから英才教育とかじゃないですよ〜。笑
子供の視覚、聴覚はまだまだ未発達でやわらかいものです。
流行りの曲も楽しくていいのですが、情報量が多すぎます。
子供の脳みそはそんな多くの情報を処理できるまで発達していません。
私たち音楽家が進めるのは絶対に「童謡」です。
ミディアムテンポで人の声という耳に入りやすい音質。
そしてバックミュージックも情報量が少な目です。
ガチャガチャした音聴かせておいて「落ち着きない」はないですよね〜。あはは。
私、自分の子供がいたら間違い無く「実験」としてこの辺の「聴覚」「視覚」はいろんなアプローチをしたと思われます。笑
まず大人と子供の世界は違うこと。
子供の世界はどんなかな?と興味を持つことで、子供達の行動が興味深くなってきます。
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