ピアノは脳トレ?
こんな記事を見つけました〜。
ピアノ経験者と高学歴のお話。
確かに自分で弾いていても「初見」(初めてその楽譜を見て弾く)をやっている時には、自分のすべての感覚を(脳みそを)使っている感じになります。
ピアノを習えば集中力が出たり、脳のトレーニングになるというわけではないです。
お家でこれやらないとね。
いわゆるお家練習。
レッスンでいくらやってもお家練習で集中したり、うまく弾けなくてジリジリした気持ちになり頑張るというのを覚えないと、いくら通ってもダメです。
脳のトレーニングにはならない。
そこからどうやったら脱出できるか?突破できるか?考えながらお家練習できるようにならないと、脳トレにはなりません〜。
あとね、自分の体験でもあるのですが・・・
その場でパパッとこなせるタイプのお子さん。
いわゆる「頭のいい子」「記憶力がいい子」には、私、ぜひぜひピアノ&エレクトーン(楽器)をオススメします。
それは単純に伸びるからではなくてね〜・・・笑
私もそういうタイプの子どもだったんです。
小学校時代、忘れ物女王でしたが勉強で困ったことありません。
漢字の小テスト以外、悪い点数取ったことないです。
(漢字の小テストは練習しないと書けないですよね?だからね、できないの)
通信簿で普通の教科が「よくできました」じゃないこともほぼない。
お家で頑張って勉強する子じゃないんです。
授業で吸収しちゃう子。
いるでしょ?そういう子。
一見、頭が良さそうに見える子ね。笑
いわゆる処理能力が速く、現場でパパッとできちゃう子。
こういうタイプの子の最大の弱点は「積み重ねること」
毎日「積む」ことが苦手です。
だって、積まなくてもできちゃうから。
両親はよく「アリとキリギリス」の話を私に言い聞かせていました。
今思うと、チャラチャラと宿題もろくにやらず点数だけ取ってくる子供に不安を感じ、戒めを与えていたんでしょうね〜。
子供でしたから「同じ話をうるさいな〜」と思っていましたけど・・・
なまじっか学校での勉強ができちゃうので、周りの大人たちもうっかりと「積み重ねる大切さ」を教えるのを忘れます。
小1からエレクトーンを始めた私が最大の壁にぶつかったのは、実はエレクトーンの専門学校に入ってからです。
弾いても弾けない。
でも、弾きたいから弾く。でも、弾けている気がしない。
気が狂いそうでした。
でもね、積み重ねをこの時点で知っていたので「いつか弾けるようになるから頑張れ」と自分に言い聞かせて実技の試験を乗り切っていました。
知らなかったら、きっと捨ててましたね。エレクトーン。
ピアノは中学か?高校から。
ハノンは大好き。ツェルニーは大嫌い。
エレクトーン育ちなので左手弱い。
左手強化のテキストする。イヤすぎてテキスト無くしたふりする。
指番号や楽譜内のしばりが多すぎて、弾きながらよくレッスンでも「ぎゃー!」って悲鳴あげていました。笑
恩師は私の性格をよくご存知なので、静かに見ていらっしゃいました。
エレクトーンとピアノで積み重ねることを知らなければ、もっとちゃらちゃらした人生舐めているような人間に育ったと思います。
集中力なんて生まれながらに持っているもんじゃないです。
本当に地道に地道に培うもんです。
その結果、脳みその使い方がわかってくるし、今やっていること、苦しんでいることの先が薄ぼんやりと見えてくる。
だから頑張れるんですよ。
ピアノやエレクトーン、脳みその使い方を学ぶにはとてもいいものだと思います。
そして何より生きていく上で一番大切な「積み重ね」を取得できるんです。
まあね、大変だけどね。笑
でも、弾けた喜びは何にも勝るんです。
子供達のたくさんの笑顔が教えてくれます。
集中力と脳はトレーニングして、初めて開花するものです。
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