ぶとうかい


舞踏会のことなんですけどね。

漢字じゃ読めないので、楽譜にはひらがなで「ぶとうかい」と書いてあります。


オルガンピアノ2の難関でもある曲。

3拍子である上に、右手にお休みがいっぱい。でもスタッカートではない。

そして後半には左手も変則的になり、ふふふ・・・面白いほど落とし穴に落ちますね、生徒ちゃん。

(落とし穴とは間違えやすいところの意味)


「はい!落ちたー!」とレッスン中、落とし穴に落ちたことをいうと「あ〜〜〜」と悔しそうになります。

でも、なかなか、そこがクリアできない曲でもあります。

(ポイントが抑えずらい)


まあ、なかなか美しく弾ける子供は少ない。


私もエレクトーンで小学校の中学年くらいに弾いたような覚えがあるけど、美しくワルツを踊っているように弾くのは難しかった覚えが・・・


心の中で「だってワルツなんて踊ったことないしー!」と思っていました。


でね、グリフェス(発表会)でワルツの曲を弾く小6ピアノ女子に「ワルツ」のずんちゃっちゃの「ちゃっちゃ」の部分の説明をしてた時のお話・・・


ちゃっちゃはあくまでも軽く、鳴っていなさそうで鳴ってんだな〜って感じだよねって話して、このぶとうかいの楽譜がたまたまそばにあったので、これで弾いて色々と比べてみました。


エレクトーンの電源が入っていたので、エレクトーンで。笑


ストリングスやら木管やら優雅な感じの音を使い、ワルツのリズムを刻み、まるでお城の舞踏会に迷い込んだような気持ちにさせるのが目的。


さあ、踊るよ〜ってなった時


どんちゃっちゃと「ちゃっちゃ」をしっかり弾いたら踊れなくない?


こう弾いたら軽やかに貴婦人たちが踊れそうじゃない?


なんて話しながら、本当に少ない音数の曲を弾きます。


少し音を足すこともありますが、だいたいその楽譜通りに弾くことが多いかな?


表現方法を感じて欲しいのが狙いなので「せんせー弾いている!かっちょいい!」じゃなくていいんだよね。


いろんな音でいろんな演奏方法で弾いていたら小6ピアノ女子がポツリと・・・


「これだけしか(音数)弾いてないのに(ちゃんとワルツになってる)・・・」


嬉しい言葉を言ってくれました。


音を響かせるってそういうことじゃん?っていうと、小6ピアノ女子は幼稚園レベルでやったぶとうかいをピアノで弾いていました。


きっとお家練習で自分のワルツの曲の左手を「う〜ん。こうじゃないなあ〜」と考え悩みながら弾いていると思います。


見せること、聞かせることはできますが、私は本人ではないのでその気持ちがないと伸ばすことはできません。


たまたまそこにあった「ぶとうかい」の楽譜。


こうやって今やっていることが、何年も経ってから「ああ。あれ!」というようにつながっていくのが音楽なんです。


ちびっこたちにもちゃんと説明もしますし、同じように「ちゃっちゃ」の部分は軽くという指導はしていますが、腹に落ちるのはもうチョイ大きくなってから。


点を埋め込み、継続することで点と点を結び線にし、理解につなげていきます。


音楽はちょちょいとできるものでないんです。


だから忍耐力が養われ、探究心も養われる。


私の「どうしたい?どう弾きたい?」攻撃はちゃんと実になるんですよ〜。






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