連弾・アンサンブルを大切にしているわけは?
当お教室ではソロで弾けるのはもちろんですが、連弾・アンサンブルをとても大切にレッスンしています。
普通のピアノ教室ではそんなに回数やらない連弾・アンサンブル。
何が大切なの?それをやると何かいいことあるの?
まあ、まず解説を読まずにこの動画みてください。
昨年秋の「みんな de 弾くよ!連弾・アンサンブルをお友達と弾いてみよう! 」の弾き合い会の1曲。
ララルー。ディズニーのわんわん物語の曲ですが、子供達は知らない曲です。アレンジはなみき先生。
2年生女子ペア。ペアはある程度子供達に組ませてみました。
右のプリモは実はまだ両手奏がやっと。
練習もほどほど・・・いや・・・この時期はやったけれど、普段はサボり気味。
左のセコンドはこの弾き合い会の前からググッと伸び始めた子。
性格的には二人ともなかなかアクが強目。笑
連弾・アンサンブルは自分のパートがしっかり弾けて始めて合わせることができます。
なので、実質「ソロが弾けないとできないよ」なのです。
ましてや、ソロと違って伴奏も受け持つので子供達には「ここ、何弾いているかわっかんな〜〜〜い!」部分もある。
パートナーと合わせて始めて「ここはこうなるんだ!」とわかる楽しさもあります。
ふたりの実力差がある場合、どちらかが全てを弾くようなアレンジは私はしません。
両方の音が一緒に合わさって、始めて曲になるアレンジをしています。
なのでね、ふたりの気持ちが寄り添うことが一番大切です。
まだまだ我が道を行くの低学年はこれがなかなか一苦労。
高学年になると「人の演奏のあら探し」ができるようになるので、そこも越えないといけないお山。
私は「相手の音を聞きなさい。でも自分の音は主張しなさい。引きずられることなく、相手がしくじったらカバーしてあげるくらいの気持ちで弾きなさい。パートナーなんだからお互いが助け合えなければ曲として成り立たない」と言います。
どんな小さい子でも同じことを言います。いつも不思議だなって思うのはそれをちゃんとその子なりに理解していること。
なので、うちの子たちの連弾・アンサンブルは暖かい。
相手が間違っちゃっても「ダメじゃーん」とはいうけれど、相手が傷つくような言い方はしない。
講師が間違っても、せんせーのくせにみたいな態度は取らない。
実はこういう気持ちって一石二鳥では作れません。
たくさんの思いやる気持ちをお預かりした時から作っていくんです。
だからできる低学年での連弾・アンサンブル。
相手は先生じゃないので、いろんなことを思うけれど、でもお友達と作っていくのは楽しいんです。
こんな解説を読んだ後、前の動画を見るとまた違う音が聞こえますよ〜。
これはあやか先生と4歳の生徒ちゃん。
この頃は入会して2〜3ヶ月かな?
最初、自分のペースで弾いていましたが(学齢前はそれが当たり前です)そのうちあやか先生の伴奏を聞いて合わせながら弾けるようになりました。
実は私、こういう指導ができるのって当たり前だと思っていたんですが、そうでもないことにここ数年で気がつきました。
うちの3人の講師は全員「電子オルガン科」です。
もちろんソロもやりますが、他楽器やオルガン同士でのアンサンブルをごく当たり前にやってきています。
なので、相手の音に沿うというのに長けているんです。
そしてその極意(?)を伝授していけるんです。
7月に西山淑子先生主催のエレクトーンコンチェルトというピアノとエレクトーンで一緒に弾く演奏会が浦和でもようされます。
うちの子達の得意分野!
参加してみたいな〜という方、見てみたいな〜という方、このブログで告知していきますので、連弾・アンサンブルの楽しみをぜひ肌で味わってください。
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