ケンカしたんだ・・・
ピアノ男子のレッスンでのこと・・・
先週お休みしたので、ちょっと長い曲だけどまあ弾けているだろうな〜と思ってレッスンに入りました。
んー。まあ、弾けてます。けれどねえ・・・
演奏がイラついてます。
できない所が一定してない。
お家で出来ちゃったから、雑になったのかな?とはじめは思いましたが、どうも違う。
本人も間違える自分にさらにイラつき、さらにドツボにはまっていきます。
こういう時、まず子供は人の話は聞きませんからねえ。
間違えを直さずにどんどん弾こうとする手を抑えながら、こちらもわざと言葉や声を強めに出して「ポイントのみ」説明。
私の強目の声に少しひるんで我に帰りました。
(プレッシャーをかけたのです。ここに先生がいるよと)
少しずつ演奏のイラつきが取れ始め、何も言わないのに体と目がまっすぐになり集中力が上がってきました。
もうこうなれば、本人の力で弾ききれます。
程なく、キレイに最後まで弾ききれました。よかったねえ〜。
で、始めて聞きます。
私 「今日の最初の演奏はイライラでとんでもなくひどかったねえ〜。」
生徒 「ちょうちょ、飛んでなかったね」(曲はちょうちょでした)
私 「戦闘機みたいに突っ込んできそうだった!」
生徒 「こんな感じだー」
私 「そうだね。ちょうちょなのにね。なんでそんなイライラしてたん?お母さんとケンカした?」
生徒 「お友達とケンカしたんだ・・・学校で」
私 「そっかー。だからひどい演奏だったんだ」
生徒 「うん。お家ではできてたんだ」
私 「だよねっ。それはすぐにわかったよ。まるもらった演奏はどうだった?自分で」
生徒 「よかったー!」
私 「よし。オッケーだ!」
子供なのでね、基本説明は下手です。笑
イライラしている時に聞いたって、答えてくれる子供はいません。
イライラが解消されて、ホッとした時初めて少しだけ本音を話してくれるのかな?と。
ピアノが気分転換になるといいね。
自分の気持ちの方向転換ができるといいね。
まだまだこれからさ。
一緒にやっていこう。
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