講師演奏は必要か?
これは保護者さんより先生たちにクルお話だね。笑
そもそも「生徒さんたちの発表会」に講師演奏が必要なのか?
弾くのが苦手な私はそこをいつも追求していました。
(弾かない言い訳が欲しかったんですよ。ええ)
私が子供の頃、恩師は講師演奏されませんでした。
そんな環境で育っているので、私の中で先生が弾かないのは当たり前でした。
でもね、音楽の道に進み、専門的に学び、先生と呼ばれるようになった時、やっぱり疑問に思ったわけですよ。
「なんで恩師は講師演奏されなかったのか?」と。
音楽的な悩みはもちろん、プライベートなこともお話しする間柄でしたから、それを聞いてみました。
恩師の答えは「やるやらないはあなたが決めること。そして1度やったらやり続けなければいけないの」でした。
当時は正直「ふ〜ん」くらいにしか響かなかったです。ごめんなさい。
今はね、この言葉がガンガン響いていますが・・・
そもそも学校入って、自分の力のなさを思い知り、某音楽教室育ちとの差をまざまざと見せつけられ、演奏面においてはアリンコのように小さくなっていましたから、弾かなくてもいっか〜と答えを出しました。
けれども!
実家教室の発表会では、当時の学校つながりの友人たちがそれを「絶対に許すまじ!」と、毎回「アンサンブルでいいから」と弾かされていたんですけどね〜〜〜。
(ものすごい感謝してます。けれど弾かされていた感覚はぬぐえず・・・)
泣きながら弾いていました。練習もきつくて・・・うえーん。
あ。身の上話じゃなかったね。笑
今回、私、30年ぶり以上にソロで講師演奏します。
あ。ピアノの子たちごめんね。エレクトーンでだ。
やりましょうかって思えるようになったのは、いくつものきっかけがあったのですが、やはり一番大きかったは「弾いて伝えないとわかんないこともある」ことが大きく浮き彫りになってきたからです。
正直、私の演奏はちょぼちょぼです。涙
先生が演奏ちょぼちょぼとか信じられな〜いという声も聞こえますが、ものすごいハイレベルの演奏を目の前で聞いているし(学友)しかも、自分がもっともっと弾けた時代も覚えているしね・・
だから、今の私の演奏はちょぼちょぼなんです。笑
でも、生徒たちの演奏とは違います。それは自負ではなく、音も違うし培ったものが違う。
だからね、弾かないと見せられない。
見せてもね、伝わらないこともいっぱいありますが、伝わることもいっぱい。
その時に自分の中に入るものだけでいいんだと思いますよ。
その他にも、鍵盤ハーモニカの大人な演奏や、バリッバリに弾けちゃうピアノのお兄さんや、みきこ先生の本気演奏などね、私だけではお届けできないものを揃えています。
ある生徒ちゃんにピアノのお兄さん(ゲストの山本己太郎くん)のうちで演奏している動画を見せたら、それまでヘラヘラ笑っていたのにびっくりし表情が変わりました。
それくらいね、インパクトのある演奏ですし、演奏っていうのは人を変える力を持っています。
なのでね・・・
講師演奏は結果的にしたほうがいいんだろうねと思います。
けどね、それを決めるのは自分です。
まだタイミングが合わないと思ったらやらなければいい。
先生は感情がある生き物ですから。パーフェクトではございません。
私の講師演奏は結構綱渡りで、手のコンディション次第な部分も大きいです。
本番、皆様の前に立ち演奏できますように・・・
できたら・・・笑顔で・・・笑
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